後継者について悩まれている社長は思いのほか多いようです。
特に、お子様との関係については、お互いにとって特別な思いがあるため、全くの他人を後継者とするよりもはるかに難しい面があります。
社長にとっては、事業を継いでくれれば、会社の継続の面でも従業員は安心し、ご子息の経済的な面でも、一般企業に就職するよりは高い給料が払えると考えていたとしても、ご子息から見れば、自分の人生なのだから自分の好きな道を歩きたい、丁寧に敷かれたレールを歩いても、自分にとって豊かな人生にはならない、と考えていることもあります。
また、すでにご子息が御社の中で働いていたとしても、何かと対立してしまうことや、ご子息自身が経営に対して無関心なことで、後継者の決定について頭を抱えている社長も多いのが現実です。
この後継者育成家庭教師サービスでは、まずは社長が後継者としたい方(主にご子息を想定しています)とお話をさせていただき、後継者となる意思があるかどうか、後継者になるにあたってどのような心配や不安を抱えているのかをヒアリングします。また社長からも、後継者がどのような経営者に育ってほしいか、事業をどのように継続していってほしいかをヒアリングします。
一から企業理念の作成と事業計画の作成
その後、御社の経営資料をもとに、会社経営にあたって必要な会計・税務・経営の基礎知識を集中的にお伝えします。また、現社長様と後継者様が一緒になって会社の将来について話し合う場を設け、後継者様が社長となったことを想定して、一から企業理念の作成と事業計画の作成をしていただきます。
業務の流れ
- 社長と後継者からお話を伺います。
- どの程度の期間で経営権をゆずりたいのか、社長を交替するにあたって、どのような課題があるかを抽出します。
- お話の内容をもとに、具体的な知識を伝えていきます。
- まずは簿記の基礎知識を学んでいただいた上で、御社の貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書その他の資料をテキストにして、財務諸表から経営状況を理解し、課題を見つけ出す能力をつけていただきます。
同時に、経営面での課題も現社長も同席の上で話し合い、それらの課題にどのような対策があるのかを一緒に考えていきます。 - 御社の支払っている税金や法定費用をお伝えします。
- 御社の支払っている税金や法定費用にどのようなものがあるのか、なぜそれを支払わなければならないのか、そして、どのようにそれぞれの金額が決まるのかをお伝えします。
- 社長が後継者に伝えていきたい内容をお伝えします。
- 御社特有の事項で社長が後継者に伝えていきたい内容を、第三者の立場から客観的にお伝えします。
- 後継者様自ら考えていただきます。
- 今、社長になったらどうするか。どのような理念と方針をつくり、事業計画をつくりあげるのかを後継者様自ら考えていただきます。
報酬金額
月額5万円(月2回実施・全12回~最大24回)